浦和レッズAFC Champions League Round 4は埼玉スタジアムが一つになった

スポーツ

2022年8月25日ACL準決勝が開催されました。今大会はコロナの影響により例年とは違うレギュレーションで行われ、埼玉がホストとなり、浦和駒場スタジアムと埼玉スタジアム2002で行われました。
浦和レッズはRound16、8を順当に勝ち上がり、いよいよRound4強豪韓国の全北現代モータース(以後全北)と決勝進出をかけ埼玉スタジアム2002で対戦しました。
ここまでの2試合を観戦してきましたが、全北戦は別格の相手。過去に浦和レッズと同じくACLを2度優勝した強豪。今大会でもグループステージで横浜Fマリノスに勝利し、Round8ではヴィッセル神戸に延長でゴールを決め勝利。日本勢は韓国勢に勝てずの大会ですので、浦和レッズにとって最大の一番となりました。
そしてこの試合は浦和レッズの歴史に名を残す試合と言っても過言ではない一戦となりました。

今回も写真多めで動画も載せていますので最後まで是非ご覧ください!

浦和美園駅〜埼玉スタジアム
この日のキックオフは19:30。BGパトゥム、JDT戦が20:00キックオフでしたので気持ち早めのキックオフ。
JリーグのMid week開催時も19:30キックオフはありますので、ようやく平時になったかという安心感と30分早まることで意外と時間がないことに気づき、急足で埼玉スタジアムへ。
Round16、8には無かった?気がする試合開催の表示。

埼玉スタジアムが見えてきたらメインアッパー側に何やらバナーらしきものが遠目からでも見えます。このタイミングで試合開始45分前で選手のウォーミングアップが始まり、チャントが聞こえます。スタジアム内は既に臨戦態勢と言った雰囲気なんだろなと思いを馳せつつも再び急足で向かいます。

埼玉スタジアム南門到着。先程よりチャントが大きくなりテンションが上がります。管理人この日はランチを抜いて定時ダッシュするために仕事していましたので空腹。スタグルをあてにしていましたが、各店舗に行列ができていたので試合後に食べることにしてスタジアム内へ向かうことに。

206とゴール裏の中間くらいの場所に貼ってある横断幕。この試合は北と南側ゴール裏のみ声出し可能エリアですのでそれ以外のエリアは手拍子で浦和レッズを後押しします。

スタジアム内

ようやく到着。画像で見るとビッシリ埋まっているように見えますが、この試合は50%の入場制限で行われるので、埼玉スタジアムのキャパは最大63700人ですので約30000人が上限となり、ゴール裏はこの日4500席のチケットが即完売になりました。
管理人もゴール裏参戦でサポートしたくチケット争奪戦に参加しましたが、確保できずでした。
というわけでいつも通りのゴール裏近くの指定席へ着席。

この試合の北側は全北で浦和レッズは南側。ウォーミングアップは遠目で見ることに。南のゴール裏も60%が浦和レッズ扱いとなり久しぶりに多くのサポーターがいる雰囲気です。

試合前日の公式会見で関根選手がファン、サポーターに向けた熱い声明を出したので呼応したサポーターの方も多いと思います。この声明後に数千枚チケットが売れたとか。
詳しくは浦和レッズオフィシャルで全文載っています。

 

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スタメン発表
まずは全北現代モータース。
Kリーグ1で現在2位。Kリーグ1を9回優勝している強豪。
23番のキム・ジンス選手は以前アルビレックス新潟でプレーしていた選手。
9番のグスタボ選手はブラジル出身の28歳のFW。

ベンチ入りメンバー。
13番のキム・ボギョン選手はC大阪でプロキャリアをスタートし、大分トリニータへレンタル移籍した選手。
その後カーディフ・シティ、ウィガンへ移籍。再びJリーグへ復帰し松本山雅、柏レイソルでプレーし現在は全北現代でプレー。
大分と柏での印象が残る選手で日本でも馴染みのある韓国出身の選手。
江坂選手とは柏レイソル時代に一緒にプレーしているので、挨拶しているシーンも。
監督のキム・サンシク監督は2007年にACL準決勝で浦和レッズと対戦した城南一和(現城南FC)でプレーした元選手。

続いて浦和レッズスタメン。川口市出身の松尾選手はスタメン、安居選手はベンチスタート。
他にも良い選手がいますが、必勝パターンのようなメンバーが固定されているここ数試合。
BGパトゥム戦後にゴール裏のコールリーダーより全北戦はLフラッグを持ってくるようにとのことで、その情報がSNSに拡散されゴール裏は赤いフラッグで覆われる美しさ。
メイン、バックスタンドでも皆思いのフラッグを振る姿があり埼スタが真っ赤に染まりました。

選手登場前から始まるゴール裏でのビジュアルサポート。
ここだけ見るとヨーロッパのクラブかと思う程の景色。
PRIDE OF URAWA(チャント名)で迎えるところがこの試合にかける思いを表しています。

試合
試合に集中したためほとんど画像がありません🙇
先制は前半11分に松尾選手が酒井選手からの折り返しを冷静に決めゴール!
松尾選手にとって酒井選手はモチベーションと以前言っていますので、そのコンビで決めた先制はチームに勢いをつけました。
その後追加点は奪えず前半終了。全北はやりづらそうな印象ですが、時間と共に慣れてきたせいか徐々に動きが良くなりますが浦和レッズは得点を許すことはなく乗り切りました。
https://youtu.be/vFqjbO07WNA

HT中の全北現代のベンチメンバー。
全北現代(ヒュンダイ)モータースは現代自動車が運営しているクラブ。
余談となりますが現代自動車は日本で馴染みはありませんが、日本のトヨタ自動車のようなメーカーでアメリカでの販売台数はホンダを抜いたそうです。
※起亜はヒュンダイの子会社なのでこの2つを足すとホンダを抜く。

米国の年間販売台数で「現代自動車がホンダを抜いた」新車販売の裏側の画像2

 

 

 

 

 

 

出典:https://biz-journal.jp/2022/02/post_279444.html

座席後ろのアッパー席。
ロワー席にサポーターが集中し、アッパー席はバナーで一体感を出しています。

後半は失点もあり、押されてるシーンもありましたが、ユンカー選手、江坂選手が松尾選手と、小泉選手と交代出場しチャンスを作りますが、ゴールならず。
入場者数は23000人以上。木曜日の夜に上限30000人でこれはすごい。全北サポーターも来ていますが、ざっと見た感じでは50名いるかいないかですので、ほとんど浦和レッズサポーター。


唯一残っていた岩尾選手のCKからのチャンスシーン。
同じく途中出場の明本選手が競りますが、ゴールならずですが体格で上回る相手に、身体能力高さを感じるシーンでした。

追加点は奪えず延長戦へ。この時21:30を迎える。
管理人の周りで帰る人は誰一人おらず、チャントに合わせて手拍子が続きます。

延長に入りまさかの延長後半に全北に追加点を奪われることに。試合終了まで残り5分を切る中でサポーターは諦めずチャントと手拍子で選手を鼓舞します。
この時のチャントがPRIDE OF URAWA。
これに選手が期待に応えてくれます。酒井選手が渾身のスライディングでボールを奪い、モーベルグ選手がドリブルで仕掛け、外から回ってきた酒井選手へパスし、ここで再び酒井選手渾身のクロスが上がり、相手DFに弾かれるも、途中出場の大久保選手が左足でボレーを放つもボールにミートせず、ゴール前にいた明本選手がヘディングでシュートを打ち、GKが弾くも、そのボールに反応したキャスパーユンカー選手が右足でシュートしゴール!
試合終了間際に奇跡が起き再び同点に。PK戦へ繋ぐゴールとなりました。
サッカーはホイッスルが鳴るまでわからないと言いますが、この試合はまさにその通りのゲームとなりました。
この時時間は22時を回りましたが、ここでも誰も帰ることなくPK戦を後押しすることに。
翌日仕事や学校の人がいたはず(管理人翌日仕事)ですが、この一戦は終電を逃してでも最後まで見守る必要があると思った人も多いはずです。

PK対決
120分戦い同点。この段階で今の浦和レッズは韓国のトップクラブと対等に戦えるチームだと確信。2021年リカルドロドリゲス監督が就任し、J2に所属する有力な選手を中心に獲得し、他サポからはJ2オールスターズと一時言われることもありましたが、その選手達が韓国を代表するクラブに負けず戦う姿はもはや浦和レッズそのものであり、チームが成長した証拠。

PK対決はGK西川選手が一人目、二人目をシャットアウトし浦和レッズ優勢に。
相手の動きを完全に読んでいてまさに守護神。一方浦和レッズはショルツ選手、ユンカー選手が冷静に決める。
三人目は全北に決められ、浦和レッズはモーベルグ選手が読まれこの時点で1-2で浦和レッズが引き続き有利。
四人目で全北キッカーのシュートがポストにあたりゴールならず。

ゴール裏からの相手キッカーへのプレッシャー。2007年の準決勝も同じ韓国クラブとのPK対決でゴール裏からのプレッシャーが赤い壁となりました。当時と同じ雰囲気、気迫。

浦和レッズ側四人目は江坂選手。この時点で1-2。江坂選手が決めると1-3となり、五人目を待たず浦和レッズの勝利が決まる。
それでは江坂選手のPKシーンとその後どうぞ!

見事に浦和レッズが勝利し決勝の舞台へ進出が決まりました。
2019年以来4度目となる決勝進出。2007年、2017年は優勝し、2019年はサウジアラビアのアルヒラルに負け悔しい結果となったので、関根選手の言葉を借りると、ACLの借りはあの場所でしか返せない。

今大会の出場権は昨年の天皇杯優勝によるもので、その出場権獲得に貢献した阿部勇樹さん(引退)、宇賀人選手(現FC岐阜)、槙野選手(現ヴィッセル神戸)はいませんが、先人が繋いでくれたACLを見事に新しいメンバーによって決勝の舞台まで繋ぐことができました。
2017年の優勝を経験しているのはGK西川選手だけ。2019年の悔しさを知っているのは西川選手、関根選手、柴戸選手。他は2020年以降に加入した選手。

アジアは通過点!新しい浦和レッズで今大会優勝しその先のクラブW杯へ!

この時点で確か22:20過ぎ。しかし管理人帰りません!この浦和レッズの歴史に残る試合を最後まで見届けます。
ベンチ外のメンバーも一緒に挨拶。

試合出場はありませんでしたが、安居選手には残りのJリーグで暴れてもらいましょう!
工藤選手、中々出場の機会はありませんが、将来有望な選手ですので工藤選手が中心となって次はこの雰囲気を味わってください。

キャスパーユンカー選手のゴールが無ければこの歓喜はなかった。
ストライカーはここぞの時に決める!体現してくれました。
埼スタ開催の今大会にユンカー選手のお兄さんも毎試合後押しに来ていました。

実は管理人この試合の数日前に某所でユンカー兄弟に偶然会いました。
「コンニチワ」と声をかけてもらい大興奮。
プライベートでしたので詳細は言えませんが、少しお話しさせてもらえました。
二人ともスラっとした体型なのでどこのモデルだ?と感じ違いする程素敵でした。

WE ARE DIAMONDS。
選手だけでなく、リカルド監督、コーチ陣、フロント、スタッフ総出。
最高の雰囲気で幸せな気分。

浦和レッズオフィシャルのインスタに全バージョン公開されてます。
ちなみにこの声はゴール裏からだけです。スタンド席はタオマフを掲げてるだけです。
それでこの声量はやっぱりすごい。

しかし!まだACLは終わってません。この試合で浦和レッズはアジア東地区のチャンピオンとなりましたが、決勝で勝ってません。
決勝は2023年2月と約半年先となります。
この間移籍もあるであろうなので、いる選手、いなくなる選手が出てきますし、新しく入団する選手もいます。
一旦ACLのことは頭から離れて、来週からJリーグが再開しますので、残り試合しっかり勝ち点を積み上げて上位進出を後押ししましょう!

時間23時過ぎの浦和美園駅。

都内方面から下車人達は「何事?」って顔してました。
終電間際に赤い集団がいたらビックリしますね。

今大会試合終了時間が遅いため、埼スタ線は臨時列車を出していました。
管理人も川口元郷駅まで利用して帰宅。この日気温が低く、外は涼しいので駅からの徒歩は比較的快適でした。
結局食事は食べることができずでしたが、試合でお腹いっぱいになり空腹感はどこかへ消えていきました。

参戦された方々お疲れ様でした。今大会を後世に語り継げるように、今回SEOを無視した(普段もあまり意識してないような・・・)感情だけでACL3試合投稿しています。
構成、語彙力のなさを承知の上投稿してますので、少しでもこの大会で浦和レッズが準決勝を勝った意義、浦和レッズの試合は怖いではなく、楽しいと伝われば幸いです。

尚、普段は川口市の情報を個人レベルで発信しています。
まだまだ勉強中で知らないことが多い川口市。
埼スタへ向かう際に利用する埼スタ線沿線の縁、川口市出身の選手が活躍しているということもあり、浦和レッズ関連の投稿もしています。

引き続き暖かい目で見ていただけるとモチベーションアップになりますので、
今後もよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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