川口市|赤山日枝神社

歴史・建造物

赤山城跡に隣接している赤山日吉神社。赤山日枝神社は、関東郡代の三代伊奈忠治が寛永年間(1624-1644)に構えた赤山陣屋の守護として創建。

赤山日吉神社 御由緒

川口市赤山二一八
御縁起(歴史)
寛永年間(一六二四-四四)に関東郡代の三代伊奈忠治が構えた赤山陣屋は、寛政四年(一七九二)、十二代伊奈忠尊が失脚するまで、関八州の貢祖の徴収並びに司法、利根川・荒川の改修、新田開発など土木治水を行う中心的な役所であった。この陣屋は延べ面積二十三万四千坪にも及ぶ広大なもので、この中に当社をはじめ天神社・八幡社・御陣山稲荷社などが祀られていた。当社は、陣屋の東側空堀外の山王町廓の地内にある山王池に面した築山に鎮座する。この築山は、陣屋空堀掘削時の廃土で築いたと伝える。
創建は伊奈氏によるものと考えられ、恐らく江戸城鎮護の日枝神社から分社し、陣屋の守護として祀られたものであろう。「風土記稿」には陣屋廃止後の当社について、「二百年来草創せし地と見ゆ、神体昔は七体ありしが、伊奈氏断絶の時失たりと云、其項は大橋多門或は川鍋左門をなど云し神主ありしが、今は領家村神明院の持となれり」とある。ちなみに、神明院は王林院配下の本山派修験である。
なお、陣屋内にあった八幡社や天神社は現在合祀されて当社境内にある。殊に八幡社は、七代伊奈忠順が建立した宝永四年(一七〇七)十一月の石祠銘文によると、五代伊奈忠常が寛文十三年(一六七三)七月に子孫繁栄のため創建した旨が記されている。

御祭神 ・大山咋神(おおやまくいのかみ)

御神徳 ・産業発展 ・成長発展 ・商売繁盛 ・家内安全 ・厄除 ・安産 ・縁結び

御祭礼日 ・歳旦祭(一月一日) ・夏祈祷(五月十五日) ・秋季例祭(お日待ち・十月十四日)

赤い鳥居。神社から南方向にあります。

 

 

 

 

八幡宮とお地蔵様の裏手にあるのは山王公園。年配の方々がゲートボールを楽しんでいます。

手水舎。この日は手水に水は入ってませんでした。

お賽銭入れは二礼二拍手一礼の説明絵の上から入れる場所があります。

本殿へ通じる通路。

アクセス
住所 〒333-0825 埼玉県川口市赤山218
最寄駅 埼玉高速鉄道線 新井宿駅 徒歩約20分
掲載している情報は記事掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。

 

 

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