川口市青木にある住宅街に佇む鎮守氷川神社。氷川信仰の神社。氷川信仰とは日本神話に登場する男神スサノオに対する神道の信仰。
御由緒
川口市青木五−一八−四八御縁起(歴史)当社は、見沼などの多くの沼の水を集めて流れる芝川の右岸に鎮座する。勧請年代は明らかではないが、見沼を神沼とする氷川神社(さいたま市大宮区高鼻町鎮座)の祭祀圏の中にあり、直系とされている。室町時代(七百余年前)の初期の創建に係る武蔵国の古社で、現存する棟札などの造営資料から室町期には既に足立郡芝郷青木村の惣鎮守として広く諸人の崇敬を集めていたことがわかる。御祭神は伊邪那岐神(いざなぎのかみ)・伊邪那美神(いざなみのかみ)の御子である素戔嗚命(すさのおのみこと)、櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)の夫婦神を主祭神とお祀りしている。素戔嗚命が八俣大蛇(やまたのおろち)を退治したことから、厄祓、除災招福の霊験あらたかであり、主祭神が夫婦神であることから、安産・縁結び・夫婦和合、そして子育ての御神徳があるとされ崇敬され今日に至る。配祀神(はいいしん)としては、日本で一番尊く皇室のご先祖である天照大神をはじめ、衣食住はもとより諸々の産業の開運の神々が鎮座されている。境内には二本の御神木、元気の木「大欅」(おおけやき)・縁結びの木「夫婦椋」(めおとむく)が神社をお守りし、また、登ると霊峰富士山に登る事と同様とされる富士浅間神社の御神霊(みたま)を賜る富士塚がある。安産・子育て・厄除けが心願成就すると言われている。古来より時代時代に幾度か修復され再建されてきたが、明治十七年に本殿、拝殿が再建された。大正十二年の大震災により拝殿、鳥居が倒壊した為、昭和天皇の御即位の御大典の記念し、昭和二年拝殿・鳥居等を再建し、昭和六十一年五月二十五日氏子崇敬者の御奉賛により、新社殿御造営大事業が成された。
御祭神と御神徳
素戔嗚命・・・厄除招福、厄災消除、病気平癒
櫛稲田姫命・・・安産、子育て、夫婦和合、五穀豊穣
末社
浅間神社 弁天社 磯前神社 不動尊堂 天神社 三峰神社 稲荷神社 古峰神社
御祭日
元旦祭(一月一日) どんど焼祭(一月十五日) 春祭り(三月一日) 御田植祭(五月初旬)
夏越大祓式(七月一日) 抜穂祭(九月中旬) 例大祭(十月二十日) 新嘗祭(十二月一日)
師走大祓祭(十二月三十一日) 月次祭(毎月一日・十五日)
入口への案内

訪問時期2022年1月中旬







富士山登山と同じ富士浅間神社の御神霊を賜る富士塚

登頂に撫で犬が待ち構えています。お賽銭を入れ頭を撫で撫でして心願成就を祈念しました

登頂から眺める境内、奥の建物は川口オートレース場

参拝時の横尾忠則x氷川神社

アクセス
住所 〒332-0031埼玉県川口市青木5丁目18番48号
営業時間 9:00~17:00
最寄駅 JR京浜東北線 西川口駅 徒歩25分
埼玉高速鉄道 南鳩ヶ谷駅 徒歩20分