今回は東南アジアで集中開催だったAFC CHAMPIONS LEAGUE(以降ACL)グループステージにおける、川口市出身の浦和レッズ所属の松尾選手と安居選手が出場しましたので記録とともに振り返ろうと思います。
今回のACLはコロナ禍の為通常のホーム&アウェイ方式ではなくタイ、マレーシア、ベトナムでの集中開催となりました。浦和レッズはタイのブリーラム県で高温多湿の中、中2日で6試合という非常にタイトなスケジュールを戦い4勝1敗1分でグループFを2位、ノックアウトステージ16へ進みました。選手が入れ替わった今シーズンですが、ACLの浦和レッズも強いは変わらずでした。
2選手の出場時間と得点は以下となります。
4/15(金) 21:00 ライオン・シティ・セーラーズ ○4-1 [ブリーラム] |
4/18(月) 21:00 山東泰山 ○5-0 [ブリーラム] |
4/21(木) 21:00 大邱FC ●0-1 [ブリーラム] |
4/24(日) 18:00 大邱FC △0-0 [ブリーラムシティ] |
4/27(水) 18:00 ライオン・シティ・セーラーズ ○6-0 [ブリーラムシティ】 |
4/30(土) 18:00 山東泰山 ○5-0 [ブリーラムシティ] |
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11 MF 松尾佑介 | 86分までプレー得点1 | 79分から出場 | 67分までプレー | 66分から出場 | 59分から出場得点2 | 70分までプレー得点2 |
25 MF安居海渡 | SUB | フル出場得点1 | SUB | SUB | SUB | フル出場得点1 |
松尾選手は全試合に出場しました。スタメン、途中出場含め左サイドを中心にプレーし、FWでの出場機会もあり見事得点を決めています。4/18山東泰山戦でのゴールは浦和レッズ加入後初ゴールとなり、合計5得点はグループステージレッズ内での最多得点者となりました。
SNSで4/27のライオン・シティ・セーラーズ戦でのレッズユースの先輩関根選手からのパスを決めたゴールについては、
「ユースの大先輩のスルーパス決められて良かった。外してたらと思うと震えて夜も眠れない。」
と喜びを投稿していました。
持ち味のスピードに乗ったドリブルからの得点、アシストのプレーが光っていましたので、Jリーグ再開後の活躍が期待できますし、決定力もチーム内でトップクラスではないでしょうか。
今のレッズのFWはユンカー選手、スイス一部から加入したてのシャルク選手、高卒ルーキーの木原選手の3名。ユンカー選手は先日の試合で指を骨折し先に日本へ帰国して手術を受けていますので、松尾選手のFWでの起用もひょっとしたらあるかも知れないので楽しみです。
続いて安居選手もACLデビューを飾りました。6試合中2試合出場にいづれも本職のボランチでフル出場。出場した2試合ともに得点も決めておりプロ初ゴールがACLという上々のACLデビューとなりました。出場した試合の相手、山東泰山がユース選手が出場していたのでベストメンバーではありませんでしたが、安居選手と近い年齢の選手を相手に中盤の底から組み立て、インテンシティの高いボール奪取、チャンスがあればゴールを狙うなど活躍していました。また同じ大学出身で同期入団した宮本選手との流経コンビは可能性を感じるコンビネーションでした。
SNSでプロ初ゴールについて嬉しかったとコメントしています。
安居選手のプレーの特徴がボール奪取能力が高い選手かと思っていましたが、ゲームを組み立てる方が本人は得意なようで周りを使ったりその後自分が活きる動きをする中で、ボール奪取や走れたりするので組み立てがやはり得意とのことです。確かに2試合ともにボールを回すだけでなく、縦に強いパスを出して攻撃のスイッチを入れたり、戦況に応じて組み立てに加わりチャンスを探るなどしてました。
今期の浦和レッズのボランチはチームの頭脳と言われる岩尾選手、平野選手、柴戸選手、伊藤選手が各々プレーの特徴が違うプレーヤーがいる中で出場時間は限られていますが、このグループステージでは自身の特徴を活かしたプレーを見せましたので、Jリーグでの出場機会が増えてほしいです。
川口市出身選手がアジアを舞台に躍動した姿を見せてくれました。チームは帰国後5/8のアウェイ柏戦が待っています。この2週間での経験をJリーグで活かしレッズ上位への活躍に期待したいと思います。